・総売上高: 全店の前年同月比105.3%、既存店の同比104.3%
・食品合計: 全店の前年同月比105.8%、既存店の同比104.8%
・9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、3か月連続で判断の分かれ目である50を上回った
■スーパーマーケット販売統計調査
■スーパーマーケット景気動向調査
10月調査(9月実績)結果概況
景気判断 DI 現状判断は 3 か月連続で 50を上回る
9 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.7の50.2 と小幅に悪化したものの、3 か月連続で判断の分かれ目である50を上回った。見通し判断は前月から+0.7 の46.2となり、ほぼ前月水準となった。
経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前月に比べ小幅に下落した。引き続き生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが過去最高水準で推移し、販売価格DIが高止まりしている状況が続くが、客単価DIが-6.0の14.0と下落したことが影響している。来客数DIはほぼ前月並みの水準を維持した。
カテゴリー動向調査では、青果・水産DIは二桁プラス圏まで上昇したものの、畜産DIはマイナス圏に下落した。猛暑等による調理敬遠、イベント需要拡大などが追い風となっている惣菜DIと、猛暑が続き涼味商材が好調の日配DIは引き続き好調を持続している。
景況感調査では、現状判断DIで全般的に小幅な悪化を示したが、景気判断DIが50を上回る水準で推移するなど堅調な推移が続いている。
一般食品については、値上げによる単価上昇と買上点数減少のせめぎ合いが続くなかで、9月は厳しい残暑が続き、涼味商材の需要拡大の恩恵を受け、好調な動向となった。一方で生鮮食品については、気象条件や円安、国際情勢の変化により相場が不安定で、難しい販売環境が続いている。10月に入り秋らしい気候となり、生鮮品を中心とした調理需要の回復に向けた各社の取り組みが期待される。国産水産物の消費拡大に向けた気運も高まっており、スーパーマーケットも年末に向け協調を図りたいところだ。
【ニュースリリース】
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