・総売上高: 全店の前年同月比105.7%、既存店の同比105.0%
・食品合計: 全店の前年同月比106.0%、既存店の同比105.2%
・2 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI の現状判断は、前月から+2.1 の 51.0 となり、再び好不調判断の分かれ目である 50 を上回った
■スーパーマーケット販売統計調査
■スーパーマーケット景気動向調査
3月調査(2月実績)結果概況
景気判断 DI 現状判断は 50 台を回復
2 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI の現状判断は、前月から+2.1 の 51.0 となり、再び好不調判断の分かれ目である 50 を上回った。見通し判断は前月から+0.7 の 47.9 と小幅に改善した。
経営動向調査では、うるう年の恩恵もあり、売上高 DI、収益 DI 共に前月より大幅に上昇した。生鮮品仕入原価 DI と食品仕入原価 DI は前月と同様の高水準を維持した。客単価 DI は前月水準を維持し、来客数 DI は前月より上昇し、2020 年 3 月以来のプラス圏となった。
カテゴリー動向調査では、うるう年で営業日数が 1 日多い恩恵を受けて、すべてのカテゴリーDI がプラスとなった。生鮮相場の落ち着きにより、青果や水産では販売数量が堅調に推移した。節約志向による内食需要の高止まりも背景に、日配や一般食品カテゴリーにおいても堅調な動向となった。
景況感調査では、景気判断現状判断 DI が小幅に改善し、他の DI は前月に引き続き高水準を維持している。
2 月はうるう年の恩恵、内食需要の高止まりも追い風に好調な販売動向となった。記録的な暖冬で降雪量もかなり少ない一方で急に冷え込む日もあり、品揃えやメニュー提案に苦心したとの声も多く寄せられた。生鮮相場を中心に価格が安定し、販売数量に増加傾向がみられた。節分は土曜日となり、恵方巻の販売は概ね好調に推移するも、立地や規模により実績差がみられた。一品単価の上昇と販売数量減の流れに反転の兆しも見られ始めており、各社では販売数量回復に向けた来客数確保の動きが激しくなると予想される。
【ニュースリリース】
スーパーマーケット協会3団体からの公式なニュースリリース全文はこちら