・総売上高:全店の前年同月比103.2%、既存店の同比102.1%
・食品合計:全店の前年同月比103.3%、既存店の同比102.1%
・9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-3.6の47.4、見通し判断が前月から-3.4の43.4と共に前月から悪化をみせた。
■スーパーマーケット販売統計調査
■スーパーマーケット景気動向調査
10月調査(9月実績)結果概況
現状、見通し判断DI 共に前月より悪化
9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI の現状判断は、前月から-3.6 の 47.4、見通し判断が前月から-3.4 の 43.4 と共に前月から悪化をみせた。
経営動向調査では、売上高 DI、収益 DI は共に前月から下落したものの、プラス域は維持した。客単価 DI がプラス圏で推移するなか、来客数 DI はマイナス圏まで下落した。引き続き生鮮品仕入原価 DI、食品仕入原価 DI は二桁プラス圏で推移するなか、販売価格 DI は高水準を維持している。
カテゴリー動向調査では、一般食品 DI が、地震や台風に対する備蓄需要のあった前月に比べプラス幅を大きく縮小した。値上げが一巡した日配 DI、相場高騰の影響が大きい畜産 DI、非食品 DI がマイナス圏まで下落した。
景況感調査は、景気判断DIではやや悪化幅が大きくなったが、その他のDIは前月並みとなった。現状判断、見通し判断 DI の変化幅が同様であり、景況感の基調に大きな変化はみられない。
9月は休日が1日少なかったほか、全国 153 気象台等のうち 91 地点で、月平均気温が歴代 1 位となるなど記録的な残暑に見舞われ、秋冬商材の売上が伸び悩んだ。中旬以降、日本海側を中心に線状降水帯が発生、能登などで豪雨被害が発生した。気候変動による売れ筋・買物行動の変化やロスに苦慮する状況が報告される一方、消費者からは災害時や需要急増時においても食品の安定供給を求められており、サプライチェーン強化、商品調達の重要性が高まっている。スーパーマーケットからも、生産からの流通各段階、また行政などとも連動を図り、協力を得ながらの適切な情報発信の強化が求められているといえよう。
【ニュースリリース】
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