ファミリーマート「2025 ファミマの恵方巻」概要説明、和食の名店「賛否両論」と肉の老舗「柿安」が監修に参加

 

「2025 ファミマの恵方巻」概要説明

㈱ファミリーマートは、12月20日より全国のファミリーマート約16,200店にて恵方巻予約を開始しているが、1月8日に2025年の恵方巻の概要を説明すると共に、監修した「賛否両論」の笠原将弘氏、「柿安本店」の長尾英則氏が登壇し、監修商品の説明会を実施した。

柿安本店長尾氏(左)、ファミリーマート白戸氏(中)、賛否両論笠原氏(右)

「2025年は、原材料高や物流費が主因となり、物価高が続く見込みで、2025年1月~4月での値上げ見通しは6,121品目に上り、2024年を大幅に上回る可能性もある。お祝いごとなどにお金をかけ、それ以外は節約するという「メリハリ消費」は本年も続くと予想される。
ファミリーマートの2024年の恵方巻は、定番3品が好調で、恵方巻112.5%、海鮮恵方巻103.2%、サラダ恵方巻109.2%(金額前年比)と中価格帯を中心に伸長を果たした。本年は、節分当日が日曜日であることから、ファミリー消費・パーティー需要もあると想定されることより、商品数も昨年より1品追加し、7商品で展開する。」(ファミリーマート デリカ商品部米飯Gマネージャー白戸氏)
 

ファミマの恵方巻2025ラインアップ

「週末の節分パーティーに合わせて、恵方巻7品目、スイーツ4品目を品揃えした。」
 
【ファミマの恵方巻ラインアップ】

 


【定番商品3品の中身と価格の見直し】
「引き続き物価高騰が予想される中、定番3品目は中身を美味しくすると共に、価格の見直しを行った。具体的には、海鮮恵方巻とサラダ恵方巻は、価格を据え置く、恵方巻は20円値下げを実施した。」

恵方巻は20円値下げ

 
【賛否両論監修「絶品海鮮恵方巻」】
「賛否両論」は予約の取れない人気店であるが、笠原氏監修「絶品海鮮恵方巻」は、こだわりの具材として、炙り金目鯛、三陸サーモン刻み、まぐろたたき身(本まぐろ入り)を使用すると共に、油揚げ(だしで仕立てた)、きゅうり、海老を加えた贅沢な海鮮巻である。

絶品海鮮恵方巻 1,300円(税込)

 
【柿安本店監修「牛めし恵方巻」】
牛鍋店「柿安」として創業した肉の老舗「柿安本店」長尾調理長の「牛めし恵方巻」は、こだわりの具材として、黒毛和牛煮を使用し、ごぼう・白滝・玉ねぎの炒め煮、玉子焼、ニンジン炒め煮、きゅうりを使用した肉の逸品恵方巻である。

牛めし恵方巻 1,080円(税込)

監修商品のこだわりのポイントを説明
 

予約販売推奨による予約獲得強化と食品ロス対応

予約獲得強化策として、ファミペイ提示によるボーナス還元を継続し、WEB予約を促進し発注数量を適正化すると共に、ロス対応策として、予約期間を昨年より延長し、1月30日締め切りとし、販売推奨期間が近づいた商品には値引きも対応することにしている。
 
ファミリーマート以外のコンビニエンスストアにおいても、監修商品の品揃えを充実するなど、原料高を吸収した高付加価値な恵方巻が充実している傾向となっている。ローソンにおいても、監修商品が昨年は約2倍の需要があったことから、本年も一層の強化を図っており、各社の施策と販売動向を注視したい。