「いなげや川崎中野島店」オープン、本杉社長会見

  

4月9日「いなげや川崎中野島店」オープン

株式会社いなげや(本社:東京都立川市)は4月9日(水)、神奈川県川崎市に「いなげや川崎中野島店」をオープンした。44年が経過した旧店舗をスクラップ&ビルドした店で、売場が約1.5倍、駐車場台数約2倍。川崎エリアでは市内の店舗数は10店舗となりドミナントを形成する。いなげや全店では130店舗となる。売上目標は、16.7億円。

【いなげや川崎中野島店 店舗概要】
住 所:神奈川県川崎市多摩区生田2-1-1
店 長:島田 裕樹
売場面積:1,559㎡(471.6坪)
駐車台数:50台、駐輪場91台
授業員数:55.5名(社員12.9名、パートナー社員42.6名)
営業時間:9時~21時30分
 

デリカ売場詳細(惣菜293SKU、寿司44SKU)

厚焼き玉子を中心に「鉄板メニュー」コーナーを展開。また健康志向への対応として、美容健康面で注目されている「糀」を使用した商品を提供する。

 
人気の「偉大なおむすび」コーナーでは、ワンハンドで食べられるお弁当をコンセプトにした新しい食べ方を提案する。

 
店内の専用窯で焼き上げた「石窯ピッツア」をはじめ、インストアベーカリーでは100円パンコーナーも展開。

 
揚げ物などの惣菜も品揃え豊富。

  

生鮮売場詳細

◆農産売場(野菜378SKU、フルーツ127SKU)

鮮度にこだわった野菜や旬のフルーツを、日替わりのお値打ち価格で提供する。糖度・熟度・産地(生産者)・品種にこだわった美味しいフルーツを「こだわりま撰果(せんか)」の名称で販売する。

 
品揃えが豊富なカット野菜売場。

  

◆鮮魚売場(189SKU)

「鮮魚鮨」を導入し、季節魚などの生ネタを盛り込んだ鮨や海鮮丼、太巻を展開する。味付けされたトレーのままレンジ調理が可能な商品を集めた「タイパでい~な」コーナーも導入する。

 
地元・神奈川の老舗干物店「山安」から直送の干物も品揃え。

  

◆精肉売場(491SKU)

宮崎県で限定生産された「ちとせこの華牛」、国産穀物100%飼料で育てた豚肉「みちのくの心意気」など取り扱い展開。

  

その他の売場詳細

◆デイリー食品(841SKU)、冷凍食品(522SKU)

漬物コーナーでは、神奈川県三浦産野菜を使用した商品を販売。冷凍麺コーナーでは、全国の様々なうどんを集めたご当地ゾーンを展開。

  

◆一般商品(2,898SKU)、リカー(1,245SKU)

タイパへの対応として、レンジアップ商品の品揃えを拡大。また、エスニック・韓国・メキシカン等の多国籍食材の取り扱いを拡大した。また、USMHのPB商品「eatime」や「ビヨンドミート」も販売。

 
ワインなどの品揃えも豊富なリカー売場。

 
スターバックスコーナーも展開。

  

いなげや本杉社長 会見

「店舗面積を拡大したことにより、お客さまのニーズに対応した品揃えを実現した。生鮮と惣菜の売場を一体化して、構成比も53%と拡大したことで、お客さまの支持を取っていきたい。これは、バックヤードの作業の在り方からも考えてのレイアウト配置である。」
 
「駐車場台数も増やしたので、足元1km圏内のお客さまの来店頻度を高め、シェアを強化したい。川崎登戸店は大型店で週末に強いが、この店は普段使いに対応する。物価高への対応は、納得感ある商品により対応をしていく。」
 
「USMHに加わったことも生かして、得意なエリアで年間3店舗程度を出店していきたい。また、イオンのトップバリュ構成比も2~3%程度になってきている。改装店舗の売上は取れているが、利益が十分に取れていない点が課題である。また、米供給不足については、イオンや全農との取り組み等もあり、数量は確保出来ており、数量制限はする予定はない。」
 
「旧店舗と比較して、特に冷凍食品やアイスが大幅拡大しているが、これは、競合店であるヤオコー対策でもある。菓子パン100円チャレンジ等も実施し、二極化対応もしていく。」