スーパーマーケット3団体合同統計調査、2025年9月実績速報を発表

・総売上高:全店の前年同月比103.8%、既存店の同比102.4%
・食品合計:全店の前年同月比104.2%、既存店の同比102.7%

・9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.5の44.9、見通し判断が前月から+0.6の43.2となり、現状判断はやや悪化したものの、ほぼ前月水準での推移となった。

■スーパーマーケット販売統計調査

 
■スーパーマーケット景気動向調査
 
10月調査(9月実績)結果概況
現状判断は小幅に悪化

9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.5の44.9、見通し判断が前月から+0.6の43.2となり、現状判断はやや悪化したものの、ほぼ前月水準での推移となった。
 
経営動向調査では、全体的に前月から大きな変化はなく、売上高DIが小幅にプラス圏を維持、収益DIは小幅にマイナス圏となった。食品仕入原価DIが上昇し、客単価DIを引き上げたものの、猛暑や日曜日が1回少ない影響で来客数DIは低迷した。
カテゴリー動向調査では、米の供給が安定した一般食品の上昇幅が大きい一方、前年より日曜日が一回少ない影響を受け畜産の下落幅が大きくなった。猛暑による調理敬遠志向を背景に惣菜DIは好調を維持、サンマ数量増により水産もプラス圏での推移となった。
景況感調査には大きな変化は見られず、前月水準での低調な推移となったが、見通し判断には下げ止まり傾向もみられた。
 
9月も残暑が厳しく、各地で記録的な猛暑に見舞われた。気温の高止まりを背景に、飲料やアイス、麺類などが堅調に推移した一方で、食品全般の値上げ傾向は継続しており、買上点数の減少を指摘するコメントが目立った。ここ数年、秋冬商品の入れ替え時期が悩ましい状況が続いているが、一方でサンマの好調さに代表されるように、季節商材への需要は底堅い。気候の変化を敏感に感じ取った売場展開、季節感の訴求提案は、買上点数の回復に向けた取り組みとして引き続き重要なものとなる。 
 
景況感調査

 
【ニュースリリース】
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