スーパーマーケット3団体合同統計調査、2025年10月実績速報を発表

・総売上高:全店の前年同月比103.5%、既存店の同比102.5%
・食品合計:全店の前年同月比103.7%、既存店の同比102.7%

・10月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から+0.8の46.4、見通し判断が前月から+0.6の44.4となり、共に前月から小幅に上向いた。

■スーパーマーケット販売統計調査

 
■スーパーマーケット景気動向調査
 
11月調査(10月実績)結果概況
現状判断、見通し判断とも前月から小幅に上向く

10月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から+0.8の46.4、見通し判断が前月から+0.6の44.4となり、共に前月から小幅に上向いた。
 
経営動向調査では、前月から大きな傾向の変化はなく、売上高DIが小幅にプラス圏を維持、収益DIは小幅にマイナス圏となった。引き続き客単価DIが高水準を維持した一方で、来客数DIはマイナス圏での推移となっている。
カテゴリー動向調査では、米が高値で推移し売上高としては好調となっている一般食品カテゴリーDIが、二桁プラス水準まで上昇した。惣菜DIは好調を維持、豚肉相場に落ち着きがみられた畜産DIもプラス圏を回復した。
景況感調査には大きな変化は見られず、全般的に前月水準での推移となっている。
 
10月後半からようやく気温が下がりはじめ、秋冬商材に動きがみられはじめた。一方で食品全般の値上げ長 期化による、節約志向の高まりや買上点数の減少を指摘するコメントが目立つ。このような状況のなか、政府は 物価高対策、家計支援策として、コロナ対策以降最大の20兆円を超える規模で実施を調整していると報道され ている。ガソリン税暫定税率の廃止を含め、これらの経済対策が消費者心理をどれだけ下支えできるか、スーパ ーマーケットへの効果やコスト・業務負担がどうなるか、など今後の動向を注視したい。
 
景況感調査

 
【ニュースリリース】
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