セブン‐イレブン・ジャパン 2026年度商品政策説明会開催

 

セブン‐イレブン・ジャパンは、3月17日に2026年度商品説明会を取締役執行役員の羽石商品本部長より幕張メッセで実施した。新たなブランドコンセプト「Live-Meal(ライブミール)」を導入展開する等の説明があった。

取締役執行役員商品本部長 羽石奈緒氏

創業からの挑戦の振り返り

「セブンイレブンは、53年目を迎えるが、時代のニーズ、お客様の価値観の変化に応え続けることを挑戦し続けきた。創業当時は社会背景から“開いてて良かった”というキーワードで様々な挑戦があり、ここまで成長させて頂いた。第二次成長期は、2009年以降、女性の就業率60%超や東日本大震災後の消費者マインドが変化する中、“近くて便利”というキャッチフレーズの下、お客様の利便性を提供していきたいという事で成長を遂げてきた。2026年は第三次成長期に向けた大きな転換点である。2025年下期は大きな気づきを頂いた時期でもあった。」(羽石氏)
 

2025年下期振り返り

「新しい商品、新しい打ち出しでお客様とのコミュニケーションを強化して、お客様視点での共創型マーケティングを実施してきた。セブンイレブンの存在意義を問い直し、顧客とのコミュニケーションをし直し、お客様の声に耳を傾け、顧客価値を提供することを対応してきた。おいしさプラスアルファの価値も非常に大事であり、そこを工夫してきた。25年10月にカップ麺を“およがせ麺“、26年2月にスイーツを”しあわせ食感“とお客様視点での伝え方にし、25年11月には揚げ物惣菜を”おかず天国“、26年1月カフェラテを”朝カフェ“とお客様視点での食シーン提案を展開してきた。その結果、客数は前年割れであるが、下半期の売上高が徐々に改善基調(101~102%)になってきた。既存店の平均日販も、25年度70万円の大台をはじめて突破することが出来た。」
 

2026年度 商品政策:“ライブミール(Live Meal)”

「26年の商品政策で大きく打ち出したい2点は、“新しいできたて商品”“多様化するニーズへの対応”である。
世帯人数減少、単身シニア増、女性の社会進出・共働き、ライフスタイルの変化という社会変化に合わせて商品サービス拡充をしてきた。一人一人個食時代になり、ますます中食のニーズは高まっている。7NOW販売金額ランキング(1位揚げ鶏、2位若鳥のから揚げ、4位ザクチキ、5位ナナチキ)から明らかなように、できたて商品が最も人気となっているが、新しいタイパに求められるものである。大阪万博で新商材のテスト販売も実施してきた。様々なできたて商品が大人気となり、店内で焼き上げる美味しさが大好評であった。
現在、セブンイレブンで提供している出来立て商品は、ベーカリー、スムージー、揚げ物、コーヒー、中華まんなど多くのラインアップを取り揃えている。情緒的なライブ感はお客様も愉しみ、認知も高まっている。ブランドの統一性に課題を感じてきた。今回、“ライブミール(Live Meal)”というニューブランドコンセプトを立ち上げる。成長戦略の言葉として進化を遂げていきたい。」

新たなブランドコンセプト 「Live-Meal」を披露

セブンカフェベーカリーは、現在8,000店規模であるが、今後は18,000店舗に導入していきたい。ベーシック商品として、明太フランスを4月以降リニューアルすると共に、5月に“カリッじゅワッサン”、11月に“フォカッチーズ”を新発売する予定である。
セブンカフェティーは、26年上期までに累計5,000店、年度末までに10,000店を計画している。スムージーは店舗のマシンでミキシングし、味ごとに最適設定で仕上げを行うが、定番商品に新たに季節フルーツを展開していく(5月メロンミルク、6月すいか、7月ピンクパッション、8月ピンクグレープフルーツ)。
フライヤーについては、定番商品に加えてもう一品(5月海鮮春巻き、6月アジフライ、7月カレーメンチ、8月台湾ミンチコロッケ)を展開していく。
お客様の利便向上という点よりオペレーション本部と連携して、2026年4月に“7NOWモバイルオーダー”もグランドオープンさせる。さらにカウンターレイアウトも新たに変更し、店舗背の作業性を向上させる為に、移動時間の短縮に加えて、1名で2台のレジ対応とする。」
 

多様化するニーズに対応:Scene×Target

「お客様ニーズの多様化に対応して、みんなの100点を目指してきたが、誰かの200点も目指していきたい。優先的に取り組むシーンは、“外食先での即食、日々の自宅ごはん、ワクワク消費”取り組むターゲットは“若年・単身層、共働き層、シニア層、インバウンド”である。
3月30日より、パン・ペストリーの全面刷新を実施。“クロワッサン ベーコン&エッグ”をデイリーメーカー工場だからこそできる専門店品質にする。“ずっしりデニッシュりんご”は、10~30代をターゲットに満足感のある商品を発売する。」

(左)ずっしりデニッシュりんご        (右)コロッケパン

 
「チルド弁当では若年層に向けた新しい価値、おしゃれ感を訴求した“旅するカフェごはん ガパオライス”を5月11週より新発売。デリカテッセンでは、日々の自宅ごはん提案として、単身層に向けた新しい価値提案商品“おうち とみ田”を4月20日週より新発売。また若年層に向けた提案として“セブンプレミアム 濃厚G系ラーメン”を4月20日週より発売開始。さらに、ワクワク消費として、“とろ生食感チーズケーキ、スイーツバーガーレアチーズ”も発売する。
 
そして、コンテンツ・IPとして、押し活の一環として来店のきっかけを作る展開も実施していく。セブンイレブンの人気商品をグッズ化して、Happyくじセブンイレブンも登場する。いつもの買い物をワクワクするものにしていきたい。お客様の立場にたって、社会環境やニーズの変化に商品を起点で挑戦する。このコンビニで街の人を幸せにしたい。エラー&ラン精神で挑戦をしていきたい。」

セブンイレブンHappyくじ景品

取締役執行役員商品本部長 羽石奈緒氏