スーパーマーケット3団体合同統計調査、2025年6月実績速報を発表

・総売上高:全店の前年同月比104.6%、既存店の同比103.2%
・食品合計:全店の前年同月比105.0%、既存店の同比103.5%

・6月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.1の47.7、見通し判断が前月から-1.0の43.8となり、小幅ながらやや悪化傾向が続いている

■スーパーマーケット販売統計調査

 
■スーパーマーケット景気動向調査
 
7月調査(6月実績)結果概況
現状判断DIは小幅に悪化

6月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は前月から-1.1の47.7、見通し判断が前月から-1.0の43.8となり、小幅ながらやや悪化傾向が続いている。
 
経営動向調査では、売上高DIはプラス幅を縮小、利益確保の難しさを背景に収益DIはゼロ水準まで下落した。客単価DIも下落、来客数DIはマイナス圏での推移となった。生鮮品仕入原価DI、食品仕入原価DIは高止まり傾向が続き、販売価格DIも引き続き高水準で推移している。
カテゴリー動向調査では、前月水準から大きな動きはみられなかった。米の価格高騰等により、一般食品DI、代替としても支持が高い惣菜DIが二桁プラス圏を維持している。
景況感調査は現状、見通しともに大きな変化はみられなかったが、ほとんどのDIが小幅に悪化をみせた。
 
6月は、前年より土曜日が一日少ない曜日めぐりながら、特に中旬以降高温に見舞われ、飲料、涼味など、夏物商材を中心に堅調な販売動向となった。また、随意契約による備蓄米の放出が始まったものの、米の価格高騰を背景に、関連・代替商品を含め、売上伸長が続いている。
昨年、一昨年と夏期に記録的な高温を記録、今年も猛暑の予想が出ており、日中の買物を避けるなどの買物行動が予想される。西日本では早々に梅雨明けし、水不足による日常生活や農作物、店舗運営等への影響も懸念される。猛暑による商品動向だけでなく、豪雨など常態化しつつある気候変動への対応も求められる。
 

 
【ニュースリリース】
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