萬来軒の冷凍事業が3年で売上5倍に成長、「生より伸びにくくコシが増す冷凍麺」を開発

ラーメン店経営と自家製麺の製造・卸売を手掛ける萬来軒が、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を導入し、わずか3年で冷凍事業の売上を5倍にした事例をご紹介します。
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冷凍麺を活用した萬来軒のラーメン
導入背景
萬来軒は、朝から晩までと極端に長いラーメン業界の労働時間を課題に感じていました。店舗負担の軽減のため、セントラルキッチンでスープを一括生産し、冷凍保存することを検討。しかし、従来の冷凍技術では味がどうしても劣化してしまい、断念せざるを得ませんでした。
そこで出会ったのがアートロックフリーザーです。真空処理なしで冷凍できて、味の変化が一切なく、これしかない!と思い導入に至りました。
導入による効果
お湯を使わずスープで直接煮込めるため、水使用量が限られるキッチンカーでのラーメン提供が可能となりました。沸かしたスープに冷凍麺を入れて30秒で完成するため、短時間で提供できるラーメンに、お客様も驚かれます。
大手アパレル企業の社員食堂でも要望をもらい出店を開始。備え付けの茹で麺器を活用することで冷凍麺の調理時間は15秒へ短縮され、ランチタイムに毎日200〜300食を迅速に提供しています。

アートロックフリーザーを活用した冷凍麺(イメージ)
アートロックフリーザーを活用した冷凍麺は、通常の麺と異なり、「伸びにくく、コシが増す」という特性があります。そこが評価され、居酒屋の鍋料理の〆やラーメン自販機への卸売りでも販売することになりました。
大手企業から月2万食の製造依頼を受けるほど需要が拡大し、導入後3年で冷凍麺事業の売上は5倍に成長しています。
今後の展望
萬来軒は冷凍麺を活用し、キッチンが狭くても少人数で、効率よく提供できる店舗を新たに計画中です。また、オランダのスーパーや飲食店から具体的な輸送依頼を受け、海外進出の協議も進めています。
冷凍技術を活用すれば、ラーメンビジネスはまだまだ広がる可能性があり、業界に新たな風を吹き込んでくれると期待しています。今後の発展が楽しみです。
デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」について
「アートロックフリーザー」は、デイブレイクの食材研究データを踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機です。2021年10月の発売以降、導入先は約700社を越え、多くの食品事業者に支持されています。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わるときに細胞が損傷。特殊冷凍は、急速かつ均一に凍結することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を減らし、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに、冷風の循環に技術が加わり、食品に与えるダメージを低減。素材本来の風味や食感を保ち、調理済みの食品も、できたての味を再現します。「アートロックフリーザー」は、これまで難しいとされていた食品の冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食品を生み出しています。

デイブレイク株式会社について
「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品事業者(飲食店や食品メーカー、生産者など)への特殊冷凍機の販売および導入支援、特殊冷凍食材「アートロックフード」の流通事業など、特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service®(FaaS®)」を展開。2021年10月には、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、2年で700社以上に導入されています。デイブレイクは、これからも特殊冷凍のパイオニアとして、食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進してまいります。
※「特殊冷凍™」「アートロック®」「アートロックフード™」「Freezing as a Service®」「FaaS®」は、デイブレイク株式会社が商標登録または商標登録出願中です。