ヤオコー 24年3月期第２四半期決算状況及びヤオコー松戸上本郷店開店

24年3月期第２四半期決算状況
「ヤオコー松戸上本郷店」オープン

24年3月期第２四半期決算状況

ヤオコーは、「ミールソリューションの充実」と「価格コンシャスの強化」を基本方針とし、「新しいMarketplace」を作るべく、「２割強い店づくり」に取り組み、原料価格の上昇が続く中、お客様の満足度向上に注力してきた。

第２四半期の営業収益は 304,957百万円（前年同期比9.0％増）、営業利益は 19,447百万円（同21.8％増）、経常利益は 19,358百万円（同23.1％増）と増収増益の好調な決算であった。
増収増益の主因は、既存店伸長である。既存店売上高は 107.0％で、内訳は客数 102.9％、客単価 103.9％（点数PI値 98.0％、一品単価 106.0％）。値上げ要因も背景にあるが、単価アップが大きく影響した。また月別の推移でも、既存店売上伸長率が 4月106.5％、5月106.1％、6月106.3％、7月108.0％、8月106.9％、9月108.1％と大きく伸長した。

商品・販売戦略としては、２極化対応を継続する一方で、各種企画（北海道フェア、離島フェア等）の提案力強化を実施し、精肉の商品価値向上等による集客を図った。また、製造小売業への踏み込みを行い、「寄せプリン、杏仁豆腐の内製化」等を行うと共に、「精肉の味付け、半製品クラスの強化」を進めた。PB商品も1,313アイテム、売上構成比約10％と伸長したが、プレミアム商品を更に強化進める予定。
　

「ヤオコー松戸上本郷店」オープン

「ヤオコー松戸上本郷店」が11月28日オープンした。毎日のお買い物が魅力と感動に溢れるお店として、千葉県33店舗目、チェーンとして184店舗目の出店となる。

＜売場面積約557坪、駐車場台数182台＞

東に武蔵野線、西に常磐線、南に新京成線の3線、三角形に囲まれたエリア、松戸市総合医療センターの跡地。JR上野東京ライン・常磐線「北松戸駅」から南東900m、新京成線「上本郷駅」「松戸新田駅」から北に700ｍの距離に位置する。
周辺は2､3階建ての共同住宅や戸建てが多い比較的成熟した環境。国道6号線を軸に主要道路へ繋がる車での往来もしやすい地域であり、商圏は半径1㎞圏内で、人口約3万人、世帯数約1万6千世帯、半径3㎞圏内で、人口約25万人、世帯数約12万6千世帯。
「ヤオコーマーケットプレイス」として生鮮部門を強化し、しくみ作りによる価値訴求と価格政策を実施、この新しい試みを基幹店へと拡大する意向。
　

【生鮮売場特徴】

生鮮部門は、これまでにない売上げ構成比４０％を目指す。
精肉は和牛・銘柄豚を強化し鶏肉はお手頃価格、グリル用のブロック肉や簡便グリル素材をきのこ類と合わせて提案。新たに冷凍売り場を設け、しゃぶしゃぶ用豚肉を品揃え。

⇧精肉売場

⇧ステーキ肉売り場では、極厚ステーキも

⇧バーベキューやキャンプニーズのグリル肉と関連商材コーナー

⇧グリルコーナー横にある冷凍しゃぶしゃぶ用ぶた肉・魚の薄造り

　
鮮魚は旬や鮮度感のある売り場で用途やシーンに合わせた提案。例としてまぐろは休日の「ごちそう」と平日の「おかず提案」、塩鮭は平日・休日の変化に応じた大切り・漬魚を品揃え、即食ニーズに合わせたおつまみシリーズを展開。

⇧鮮魚売場

⇧丸物も魚河岸風に陳列

　
青果はデーツシロップとバルサミコ酢を使用したサラダ、店内加工のザク切り野菜とお肉の関連販売、木熟シリーズのアップグレードを品揃え。花は江戸時代からの伝統農法、川越産の花苗を用意。

⇧青果売場

⇧木熟シリーズのアップグレードを品揃え

⇧地元農家直送の野菜

⇧川越産花苗
　

【デリカ売場詳細】

惣菜は定番商品のバリューパック、「♯Happy Box」取手付きBOX型弁当容器、冷惣菜は店内製造強化で「CREATIVE y’s DELI」を提案し、大海老マヨソースや野菜たっぷりポテトサラダ等を品揃え。

⇧「♯Happy Box」取手付きBOX型弁当容器のお弁当商品

⇧冷製デリも自社製造を謳う

⇧できたてのおいしさにこだわる「CREATIVE y’s DELI」

⇧手作りおはぎは、あんも自社製

⇧店内加工も見える鉄板焼き売場

　
寿司はサーモン強化、トラウトサーモンを使用したライスペーパー巻き寿司を提案。時間帯別品揃えと、おつまみも豊富に。

⇧寿司屋のおつまみコーナー

　
インストアベーカリーは天然酵母を使った人気のロイヤルブレッドに店内加工のたまごフィリングとカツを挟んだサンドイッチ、ランチニーズとしてのドックパンも展開。

⇧サンドイッチも自社製造には「eat!」マーク
　

【その他の売場特徴】

おいしさに＋α”健康“を提案する新プライベートブランド「Yes YAOKO Happiness」を展開、米粉・オートミール・もずく酢・アマニ油ドレッシング・低脂肪乳を品揃え。
日配食品では、ワンハンドタイプの練り物、料理に使えるパンの充実。
ドライ食品では生鮮売場との連動で調味料・スパイスを充実、フレーバーナッツと酒売場連動など「豊かで楽しく健康的な食生活提案型スーパーマーケット」を目指す。